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思念通話 ミッドチルダ式の「念話」に相当する、ベルカ式の遠隔精神通話。術式は違うがシステムはほぼ同様で、異なる術式間でも通信は可能。 騎士甲冑 騎士が身に纏う、魔力で生成する防護鎧。 シグナムらの甲冑ははやてのイメージによるもので、それぞれの役割や戦闘スタイルに合わせて形状を、 髪や瞳の色に合わせて配色を、それぞれ丁寧に考えてデザインしたようである。
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Eternal Breaker(斑鳩 柳也のSS) エリオと○○ 管理局X-FILEシリーズ 機動六課の「」 局員達のどうでもいい話 査定官シリーズ 新婚なの! 少数派シリーズ 世紀末機人伝説 ナンバーズ寮の管理人 Fallen Angel 魔法少女リリカルA&S 魔法少女リリカルF&B 魔法少女リリカルジュエルシリーズ 魔法少女リリカル春風 魔法少年リリカルユーキ 夜天王はやて 「Lack」の商人 リリカル異聞録「神隠し」 リリカルなのはStrikerS -囚われた者達- Eternal Breaker Eternal Breakerの用語集 エリオと○○ エリオと○○の用語集 管理局X-FILEシリーズ 管理局X-FILEシリーズの用語集 機動六課の「」 機動六課の「」の用語集 局員達のどうでもいい話 局員達のどうでもいい話の用語集 査定官シリーズ 査定官シリーズの用語集 新婚なの! 新婚なの!の用語集 少数派シリーズ 少数派シリーズの用語集 世紀末機人伝説 世紀末機人伝説の用語集 ナンバーズ寮の管理人 ナンバーズ寮の管理人の用語集 Fallen Angel Fallen Angelの用語集 魔法少女リリカルA&S 魔法少女リリカルA&Sの用語集 魔法少女リリカルF&B 魔法少女リリカルF&Bの用語集 魔法少女リリカルジュエルシリーズ 魔法少女リリカルジュエルシリーズの用語集 魔法少女リリカル春風 魔法少女リリカル春風の用語集 魔法少年リリカルユーキ 魔法少年リリカルユーキの用語集 夜天王はやて 夜天王はやての用語集 「Lack」の商人 「Lack」の商人の用語集 リリカル異聞録「神隠し」 リリカル異聞録「神隠し」の用語集 リリカルなのはStrikerS -囚われた者達- リリカルなのはStrikerS -囚われた者達-の用語集
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仮面ライダーリリカル電王sts第三話「ソレより僕に釣られてみる。」 イマジンのことなど、様々な事を聞かれた、良太郎とハナは、良太郎は、隊舎の一室で、ハナは、スバル達の部屋にしばらく泊まることになった。 その訳は、簡単だ。 元の世界に戻れないということだ。(ちなみにハナが何故泊まってるかというとスバルに誘われたから) そして、翌日の朝のことである。 食堂にいつも以上に、人(それも女性)がいたのだ。(まぁ6課は元々女性が多いのだが)そして、その中心には、何故か、眼鏡をかけた、エリオが女性達と楽しそうに話していた。 エリオは、普段からは考えられない口調で喋っていた。 「君、可愛いね。魅力で溢れてるよ。」 そう言うとニコッとそのての女性がいたら、一発で卒倒するような笑みを振り撒いていた。さらにはキャロの方をむくと 「キャロ、今日の君は一段と可愛い。まるで輝きに満ちているみたいだ。」 「えっ、そ、そうかな。」 言われたキャロは、顔を真っ赤にして答えた。 しかしエリオはその時呟いた。 「ほらね。簡単でしょ。自分の利点は最大限に使わなきゃ。魚に、餌を取られるだけさ。」 「エリオ君!そろそろ、朝練の時間だよ。」いつもと違い面倒くさそうに 「分かった。今、いくよ。やれやれ、面倒だな。」 良太郎が見てるとなのはが 「良太郎君も、ハナちゃんも、模擬戦を見学したらどうかな。」 「ハイッじゃあ、ぜひ。」 しかし、今日の模擬戦はいつもと違った。 特に、エリオである。「ふぅ、僕は、モモと違って戦うのは好きじゃないんだけど、仕方ないか。じゃ、いくよ。」 ストラーダをガジェットに向けて連続で突き出したかと思うと、広いリーチを活かし振り回し、更に、それに次々と蹴りを叩き込むという、いつもとは、違うスタイルだった。 最後のガジェットが、接近してくると、ストラーダを投げて突き刺したかと思えば亀甲状の網が相手を絡みとり、動きを封じた後、足に電撃をためて飛び蹴りをぶつけた。 「終わりっと。さて、子猫ちゃん達の相手でも…、うわっ。」 喋り終わる前に、エリオへと網が投げられた。 そして、そこには、憤怒の形相のハナがいたのである。 「ハナちゃん!?」 フェイトが驚くなか、ハナはエリオへとズンズンと音が鳴りそうな勢いで詰め寄った。 「ちょっと、ウラタロスどういうつもりよ!」 「どういうって、ただ女の子を口説いただけさ。」 「ウラタロス?」 皆が、疑問に思っているとスバルに突如モモタロスが憑き、エリオに怒鳴りちらした。 「おい、亀、どういうつもりだ!何で、こんな所に居やがる!」 「失礼だな。僕も先輩と同じで良太郎を探しに来たのさ。」 ウラタロスとは何者かそして、良太郎とのつながりは、次々と集まっていくイマジン達。良太郎、そして機動6課の運命は、次回を、待て! 次回予告 Mスバル「お前らが出て来ていろいろごちゃごちゃになってきたな。」 Uエリオ「先輩気にしすぎですよ。ソレより次回仮面ライダーリリカル電王sts第四話「蒼き仮面の戦士」ヨロシク!」 はやて「最近、うちの出番がなくなってるような。」 シャ「はやてちゃんはまだ、マシよ。私達なんか。」 リイ「一回も出番ないんですよ。」 シャ・はや・リイ「出番くださ~い!ヘボ作者~!」 戻る 目次へ 次へ
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【151〜200】 No. タイトル 作者 登場人物 151 白き覚醒 ◆HlLdWe.oBM 天上院明日香、ユーノ・スクライア 152 I Would Be the ***** in This Battle Royale ◆Qpd0JbP8YI L 153 13人の超新星(1)13人の超新星(2)13人の超新星(3)13人の超新星(4)13人の超新星(5)13人の超新星(6)13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 柊かがみ、新庄・運切、エネル、キース・レッド、アレックス、相川始、金居、ヴィータ、キング、ヴィヴィオ、高町なのは(StS)、天道総司、アーカード、柊つかさ、万丈目準、浅倉威、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 154 ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない一人分の陽だまりに 僕らは居る ◆vXe1ViVgVI アンジール・ヒューレー、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、泉こなた 155 貴重な貴重なサービスシーン・なのはロワ出張編 ◆Vj6e1anjAc ユーノ・スクライア 156 現れるブルーアイス 破滅をもたらす「白夜天の主」風の中にあるもの ◆7pf62HiyTE 八神はやて(StS)、天上院明日香 157 D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVED.C. ~ダ・カーポ~ 戦いは終わるD.C. ~ダ・カーポ~ 予兆 ◆HlLdWe.oBM 浅倉威、柊かがみ、相川始、キング、金居、ヴィータ、キース・レッド、アレックス、L、高町なのは(StS)、天道総司、ヴィヴィオ、エネル、新庄・運切、アーカード、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 158 Kな魔王/ダークナイトKな魔王/ミライノヒカリ ◆gFOqjEuBs6 キング、ゼスト・グランガイツ、ヒビノ・ミライ 159 進展!? ◆HlLdWe.oBM クアットロ 160 余波 ◆WwbWwZAI1c 相川始 161 E-5涙目ってレベルじゃねーぞ!! ~自重してはいけない・なのロワE-5激戦区~(前編)E-5涙目ってレベルじゃねーぞ!! ~自重してはいけない・なのロワE-5激戦区~(後編) ◆jiPkKgmerY キース・レッド、アレックス、天上院明日香、八神はやて(StS) 162 波紋 - a divine messenger of the two. ◆WwbWwZAI1c ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ 163 第三回放送 ◆Vj6e1anjAc プレシア・テスタロッサ、リニス、オットー、リインフォース、アルフ 164 破滅へのR/血染め の ヴィヴィオ破滅へのR/なまえをよんで ◆7pf62HiyTE ヴィヴィオ 165 Round ZERO ~KING SILENT ◆HlLdWe.oBM ヴィータ、アーカード、八神はやて(StS)、金居、アレックス、プレシア・テスタロッサ、リニス 166 燃える紅BRAVE PHOENIXわがまま ◆Vj6e1anjAc ヴィータ、アーカード、八神はやて(StS)、金居 167 Lを継ぐ者/SinkLを継ぐ者/あなたがいるから ◆7pf62HiyTE ユーノ・スクライア 168 Aの残光/強襲ソルジャーAの残光/夢と誇りをとりもどせ ◆gFOqjEuBs6 アンジール・ヒューレー、クアットロ、高町なのは(StS)、天道総司、ヒビノ・ミライ 169 突っ走る女 ◆HlLdWe.oBM 相川始、柊かがみ、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、泉こなた 170 きみのたたかいのうた(前編)きみのたたかいのうた(後編) ◆Vj6e1anjAc ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、相川始、柊かがみ、ヴィヴィオ 171 Round ZERO ~GOD FURIOUS ◆gFOqjEuBs6 八神はやて(StS)、金居、エネル 172 Iの奇妙な冒険/祝福の風Iの奇妙な冒険/すたーだすとくるせいだーす ◆7pf62HiyTE 泉こなた 173 絶望の暗雲 ◆HlLdWe.oBM アンジール・ヒューレー、クアットロ、高町なのは(StS)、天道総司、ヒビノ・ミライ、キング 174 H激戦区/人の想いとはH激戦区/ハートのライダー誕生、Hカイザー/NEXT BATTLE誕生、Hカイザー/神と聖王 ◆gFOqjEuBs6 ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、相川始、柊かがみ、ヴィヴィオ、八神はやて(StS)、金居、エネル 175 Yな戦慄/烈火剣精は見た!Yな戦慄/八神家の娘 ◆7pf62HiyTE ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、八神はやて(StS) 176 散る―――(前編)散る―――(中編)散る―――(後編) ◆Vj6e1anjAc スバル・ナカジマ、相川始、ヴィヴィオ、金居、エネル 177 A to J/運命のラウズカード ◆7pf62HiyTE スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ 178 Mの姿/鏡Mの姿/マイナスからのリスタート ◆gFOqjEuBs6 アンジール・ヒューレー、キング、高町なのは(StS)、天道総司、柊かがみ 179 こなたとリインと男の娘 ◆LuuKRM2PEg ユーノ・スクライア、泉こなた 180 Ooze Garden(軟泥の庭) ◆WwbWwZAI1c 金居、プレシア・テスタロッサ 181 第四回放送/あるいは終焉の幕開け(前編)第四回放送/あるいは終焉の幕開け(後編) ◆Vj6e1anjAc プレシア・テスタロッサ、リニス、リインフォース、アルフ、オットー、ドゥーエ 182 闇よりの使者 ◆LuuKRM2PEg アンジール・ヒューレー、キング 183 救済N/EGO~eyes glazing over救済N/Destiny s Play ◆7pf62HiyTE 高町なのは(StS)、柊かがみ、天道総司 184 罪罪(状態票) ◆LuuKRM2PEg 天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、ユーノ・スクライア、高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、柊かがみ 185 Round ZERO ~MOONLIT BEETLES ◆7pf62HiyTE 金居、キング、アンジール・ヒューレー 186 Pain to Pain(前編)Pain to Pain(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、ユーノ・スクライア、天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、アンジール・ヒューレー、キング、金居 187 解ける謎!!(前編)解ける謎!!(後編) ◆LuuKRM2PEg 天道総司、キング、金居、アンジール・ヒューレー 188 分かたれたインテルメッツォ ◆WwbWwZAI1c 高町なのは(StS)、八神はやて(StS) 189 戻らないD/スバル・ナカジマ戻らないD/柊かがみ ◆gFOqjEuBs6 スバル・ナカジマ、柊かがみ 190 S少年の事件簿/殺人犯、八神はやてS少年の事件簿/フリードの来訪にヴィヴィオの涙 ◆7pf62HiyTE ヴィヴィオ、ユーノ・スクライア 191 抱えしP/makemagic抱えしP/DAYBREAK S BELL ◆7pf62HiyTE 高町なのは(StS)、八神はやて(StS) 192 ……起きないから奇跡って言うんですよ ◆HlLdWe.oBM 八神はやて(StS)、柊かがみ 193 Zに繋がる物語/白銀の堕天使Zに繋がる物語/サティスファクション ◆7pf62HiyTE スバル・ナカジマ、柊かがみ、八神はやて(StS) 194 Masquerade ◆gFOqjEuBs6 天道総司、アンジール・ヒューレー、キング、金居 195 Revolution ◆LuuKRM2PEg 天道総司、ユーノ・スクライア、高町なのは(StS)、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ 196 Uを目指して/世界が終わる前に ◆gFOqjEuBs6 金居、キング 197 Round ZERO~AMBITION SECRET(前編)Round ZERO~AMBITION SECRET(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、ユーノ・スクライア、ヴィヴィオ、スバル・ナカジマ、天道総司、キング、金居、ウーノ、ドゥーエ、オットー 198 魔法少女リリカルなのはBR Stage01 ファイナルゲーム魔法少女リリカルなのはBR Stage02 心の力を極めし者魔法少女リリカルなのはBR Stage03 紡がれる絆魔法少女リリカルなのはBR Stage04 虹の星剣 ◆19OIuwPQTE 高町なのは(StS)、ユーノ・スクライア、ヴィヴィオ、キング、金居 199 魔法少女、これからも。(前編)魔法少女、これからも。(中編)魔法少女、これからも。(後編) ◆Vj6e1anjAc 高町なのは(StS)、ユーノ・スクライア、ヴィヴィオ、ウーノ、ドゥーエ、セッテ、オットー、ディード 200 Beautiful Amulet(前編)Beautiful Amulet(中編)Beautiful Amulet(後編) ◆gFOqjEuBs6 高町ヴィヴィオ、ジェイル・スカリエッティ、トーレ、ノーヴェ、セイン、ウェンディ
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次元世界の平和を守る時空管理局 いくつのもの部署に分類されるこの複合組織のうち防衛任務を担当する『武装隊』と その出身者には一軍に匹敵する能力を誇る一流の魔導師が多く在籍する そしてそんな魔導師たちの戦闘技術を『模擬戦闘』という形で披露するイベントが存在する それが――本局武装隊名物『戦技披露会』である! AfterDays 「戦技披露会」 セレナ「さあ今年も絶好調で進行しております戦技の祭典! 次はいよいよ空戦の部・エリートクラスの最終試合(ファイナルマッチ)です!」 「さて、ただいま最終戦用の戦闘空間の固定を行っております。試合開始までの時間、今しばらくお待ち下さい」 「実況は私、武装隊広報部セレナ・アールズ。解説はこの試合のために特別に来ていただきました。 本局海上警備部八神はやて捜査司令です」 はやて「こんにちはー」 セレナ「こちら、ミッドチルダ地上本部航空隊所属シグナム一等空尉。 真正古代(エンシェント)ベルカの騎士が航空剣技の真髄を見せてくれます」 はやて「セコンドの二人もやる気十分ですねー」 セレナ「そして、本局教導隊・高町なのは一等空尉。ミッド式の正統派空戦魔導師にして威風堂々のエース・オブ・エース! 八神司令高町教導官のセコンドは?」 はやて「親友の副官をやってる子ですね。シャリオ執務官補です」 セレナ「高町教導官の親友と言うとあの方ですね。フェイト執務官!?」 はやて「はい、救護班のフェイト・T・ハラオウンです」 セレナ「フェイト執務官はお2人のお友達でいらっしゃるとのことで」 フェイト「はい、2人とも10年来の間柄です。Sランク2人の試合ということで万が一の事態にも対応できるよう、 こちらで待機してます」 セレナ「なるほどー!」 ミッドチルダ北部ベルカ自治領聖王教会本部 セレナ「救護体制も万全のようです!あ、戦闘空間の固定が終了したようです…チェックが進んでいます」 カリム「2人とも晴れ舞台ですねえ」 ユーノ「はい、ほんとに」 ヴェロッサ「シグナムも高町一尉も調子良さそうだ」 セイン「それになんか楽しそうだね」 シャッハ「こういった場所で戦技を披露するのは多くの後進のためになりますし」 ディード「私も勉強させてもらいます」 ヴェロッサ「さてどっちが勝つか」 クロノ「難しいところだなあ」 カリム「ここはやっぱりどっちも応援しましょ」 セレナ「地形条件は『海上・浮遊岩礁』。開始位置は有視界範囲200m。この200mという距離は八神司令?」 はやて「魔導師も騎士の一撃必勝がやりづらい距離ですねぇ。初手の攻防注目です」 セレナ「そしてカートリッジは『使用制限無し』となっております。派手な撃ち合いになりそうです」 「さあ試合準備も完了しました!制限時間は25分一本勝負!」 なのは「じゃあシグナムさん、よろしくお願いします」 シグナム「ああ20分間は互いの戦技を披露するとしよう」 セレナ「それでは1ラウンドマッチ。時間いっぱい……!試合開始ですっ!!」 レイジングハート「CrossFire」シグナム「――紫電一閃」なのは「アクセル…!シュートッ!」 レヴァンティン「Explosion」シグナム「陣風烈火」 セレナ「いッ……一瞬!閃光!今の攻防ご覧いただけたでしょうかッ!? かたや先天資質に大きく依存するがゆえに時代の波に消えていった古代ベルカ式魔法。 片や「傷付けることなく制圧する力」の代名詞ともなったものの、 一対一の決戦能力においては同格の真正騎士に敵わぬとされてきたミッドチルダ式魔法。 このお2人の戦いは真正騎士と正統派魔導師、それぞれの威信を賭けた戦いともいえます!」 なのは「あ――も――大げさだなあセレナは」 シャーリー「ですねー」 シグナム「まあ、間違ってはいないだろう。そういうものもあるといえばある」 アギト「おうよ!」 セレナ「さあ、オープニングアタックを終え、戦いは第2幕!飛行技術の粋を尽くした追跡戦が繰り広げられています!」 はやて「この手の空戦では管制能力も問われますよ」 セレナ「なるほど!」 シャーリー「好調ですよ、なのはさん。そのまま間合いに入れず回していっちゃいましょう」 なのは「オーライ!」 リインII「どっこいこっちは真正ベルカ!」 アギト「ガチンコ騎士の突破力。いくらなのはさんだってさばき切れるもんか!」 シグナム「そうとも」 セレナ「激戦!まさに激戦です!」 スバル「なのはさんもシグナム副隊長も改めてすごいねぇ」 ティアナ「……ほんと……」 ノーヴェ「ディエチは…あのモードのなのはさんと戦ったんだよな」 ディエチ「まあ10秒ともたなかったけど」 セレナ「さあ、カウント20分を越えました…!残り時間わずかです」 なのは「……ラスト4分……じゃあ、そろそろですかね」 シグナム「ああ、隠し球も遠慮もなしといこう」 セレナ「おおっと…?2人とも何か会話を……」 セレナ「八神司令これは?」 はやて「えー手元の資料によりますと。2人の相談で20分は時間いっぱい基本に沿った戦技の披露を、 ラスト3分程度、双方の「全力戦闘」をお見せいしたいと」 シャマル「今日のコレはちゃんと聞いてたんだ?」 フェイト「これ聞かされてなかったらいくら私でも怒ります」 「なのは!ブラスターは1までだからね!」 なのは「はぁ――い」 フェイト「シグナムも、アギトが一緒じゃないんですからあまり無茶しないように」 シグナム「わかっている。心配症め」 「まあしかし、テスタロッサの心配症とあれの負けん気には私たちも随分救われてきた。 だが私はこれでも夜天の騎士の将なのでな。こと個人の戦技においてはそうそう抜かれるわけにもいかんのだ」 なのは「フェイトちゃんと初めて戦ったあの日から、いろんな事件や機動6課での日々、それから今の毎日、 全部を乗せた一撃を素直な気持ちでぶつけさせてもらいます」 なのは「せ―――のっ!」 しぐなむ「はぁぁああッ!」 セレナ「これは…!双方最大火力!!熱気と衝撃が実況席まで…!」 「!あ――っと!!シグナム一尉弾幕を切り抜けたッ!そして一撃ィィ――!」 スバル「なのはさん!?」 ティアナ「あれってまさか……ッ!!突撃も捕まえさせるのも戦術のうち――!?狙いは零距離バインド!」 なのは「マニューバS-S-A(シューティングアサルト)ッ!ストライク・スターズッッ!!ファイア―――ッ!!」 セレナ「直撃ィィィ――――ッ!!」 ウェンディ「うわ!こりゃあ…!」 なのは「――ちがう、まだっ!」星よ――ッ!!」 シグナム「駆けよ隼、シュツルムファルケン」 なのは「…ッ!――ッとッ!!」 シグナム「煌牙」 なのは「ディバイン」 シャマル「フェイトちゃん出動!」 フェイト「了解ッ!」 セレナ「双方、直撃~~ッ!!そして試合終了ッ!その結果は……!?おお…シグナム一尉は無事で意識もあるようですが…」 「ん?高町一尉はちょっと怪しいか…?」 なのは「へ…へーきれ~す…」 はやて「だそうです」 セレナ「ということは……ファイナルマッチの結果は「引き分け」です!ッ!」 「素晴らしい試合でした。この後休憩を挟んで、お2人を交えての感想戦に移りたいと思います。 八神司令、引き続きよろしくお願い致します!」 はやて「はい♪」 戦技披露会 打ち上げ会場 はやて「それでは、スターズ1とライトニング2のちょっと過激な健闘ともと機動6課+αの同窓会に」 全員「かんぱーいっ!」 シグナム「まったく怪獣め。殺されるかと思ったぞ」 なのは「それはこっちのセリフです。シグナムさんすぐ熱くなるんですから」 シグナム「なんだと貴様生意気な」 なのは「あやや、やめてくださいぃ~」 ヴィータ「ま、たまにはこーゆーのもいいんじゃねーの」 フェイト「ホントに「たまに」ならね」 はやて「あははー」 スバル「はーい、じゃあせっかくですから写真撮りますよ~♪みなさんこっち向いて~スマイル!」 END
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第1話「青い音速のハリネズミ!」 「へっ!そんな攻撃に当たるかよ!!!」 ソニックが走りながらロボットの軍隊に叫ぶ。 ロボットの軍隊からはなだれのように銃弾が放たれるが、一発としてソニックに当たることはなかった。 そしてリロード体制に入ったロボットはソニックのホーミングアタックの餌食になった。 爆発が他のロボットを巻き込み、他の爆発が起こる。 そうしてひとつのロボットの軍隊は完全に無力化された。 ここはエッグマンの基地。というか要塞だ。 壁からはいくつものマシンガンが突き出し、装甲車や戦車が取り巻いている基地はもはや要塞と呼んでもいいだろう。 なぜ、そんな基地にソニックが乗り込んでいるかというと、最近エッグマンのイタズラ(?)が多くなってきているのだ。 「ここにエッグマン帝国を築く!!」とか「エッグマンランドを建設する!!」などの無茶を実現させようとしてくる。 しかも、それを1週間に3回くらいやってきているので非常に面倒だ。 ナックルズ曰く、 「アイツは1回ぶっ殺したほうがいいんじゃねえか」 と言うほどだ。 ソニックとしては退屈をしないですむのだが。 そんなわけで今、エッグマンの基地をつぶしに行くのは大体6回目くらいだ。 なので、ソニックは今エッグマンを懲らしめに基地で戦っているのだ。 ソニックは大胆ながらも的確な動きで銃弾を避けつつロボットを粉砕する。 そこに―――― 「ソニック!ワシがじきじきに倒してやる!!」 巨大なロボットに乗ったエッグマンが出てくる。 そして腕のバルカン砲をソニックに向かって打ち出す。 ソニックは笑いながらそれを紙一重で全て回避する。 その勢いに乗って壁を走るが、 「小賢しい!」 とエッグマンがさけび、アームの部分から誘導ミサイルを打ち出す。 ソニックは一瞬驚いたような表情を見せたが、すぐに楽しそうな顔に変わりミサイルを避ける。 そしてそのまま基地の中へと逃げ込む。 だが、 「なめるなぁっ!」 さっきまでバルカン砲だったアームが手の形に変わり、ソニックを追っていく。 ソニックはミサイルの爆風でまわりがみえず、手が近くに来るまで気づかなかった。 「うおわっ、うわぁ~~~っ!!!」 ソニックは体をつかまれ強制的にさっきの場所に連れ戻される。 手がエッグマンのロボットとつながったとき、エッグマンがいやらしい笑みをソニックに見せた。 ソニックがそれに応えたのかどうかは知らないが、一瞬ソニックが不適に笑う。 そして何かに集中するかのように目を閉じる。 ソニックの周りにまばゆい光が生まれると同時に7つのきれいな石がソニックを囲む。 「まさかっ!!」 その石とソニックが集中し始めた意味を悟ったエッグマンだったが 気づくのが遅すぎた。 「ハァァァァァァァッ!!!」 エッグマンのロボットの腕が吹き飛ぶ。 そして、そこからは金色のソニックがいた。 スーパーソニック。 体の色は鮮やかなブルーからまばゆい金に変化し 瞳は淡いグリーンから燃えるような赤い瞳になる。 スーパーソニックはエッグマンを見て笑った後、猛スピードで突っ込む。 さっきまでのソニックとは比べ物にならない速さで。 「まずい!!」 エッグマンはコックピットを射出し、基地の中へと逃げ出す。 そして遠隔操作で基地に続く隔壁を下ろすが、そんなものはスーパーソニックの前には何の意味もなかった。 スーパーソニックは隔壁を全て打ち破り、エッグマンの元へたどり着く。 「ソニック、許してくれ!頼む!わしが悪かった。」 いまさらのような命乞いを冷たい目で見下すソニック。 そんなエッグマンにお灸をすえてやろうと力を使ってメインコンピュータを全て破壊する。 「ああっ!」 メインコンピュータを爆破したので全ての機能が停止する。 機能が停止、ということは火災の鎮火なども全て停止するということだ。 ソニックたちのいる部屋にも警告音が鳴り響く。 「ケイコク!!ケイコク!!ソウインタイヒセヨ!!」 エッグマンはあせって脱出ポッドに飛び込む。 だが、あせっていたのはソニックも同様であった。 「なんだ!?くっ…力が…抑えられない!?」 さっき使った力が突然暴発を始めた。 その力はどんどん膨れ上がり、ソニックが苦しみだす。 「うあああああああああああああああっっ!!!!!!」 基地一体に白い光が差し込む。 それは爆発でもただのライトでもない。 カオスコントロールだった。 その光に巻き込まれたものは空間を移動してしまう。 そして大きな力を使ったソニックの意識はそこで途絶えていた。 気づいたら、どこかの道路に寝ていた。 「ここは…?」 ソニックは立ち上がり、周りを見渡すが知っている景色はどこにもない。 と、そこに金髪の美女が空から舞い降りてきた。 ソニックの姿に驚きながらもたずねてくる。 「あの…失礼ですけど…お名前はなんていうんですか?」 ソニックはその女性に笑顔で答えた。 「オレの名はソニック。ソニック・ザ・ヘッジホッグさ!」 こうして、ソニックの新たな物語が幕を開くのだった。 ~おまけ~ 「なあ、ソニック。『リリカルなのは』はバトルがメインなんじゃよな?」 「ああ。」 「正直、難しくないか?」 「………つっこむな!!」 レースゲームを無理やりバトルに持っていくのは難しいです・・・はい。
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開かれたゲート 襲来、恐竜デジモン! 「はぁ……もぅ、お腹一杯だぁ。食べられないよぉ……」 「……」 機動六課隊舎、食堂。 床にあおむけに寝そべるアグモンを見ながら、ヴィータはやや唖然としていた。 食べ過ぎて腹を風船のように膨らませて寝る、等と言う漫画等で使われる古典的な光景を実際に目にするなんて思わなかったからだ。 しかも、それが黄色い巨大なトカゲなのだから、かなり貴重な光景である。 「すげぇ美味かったけど……卵焼きがあればもっと良かったのに」 「よくこれだけ喰っといて文句言えるな!?」 テーブルの上、山積みになった皿を指さしながらヴィータが吠える。 総合的な量で言えば、普段から大食いである青髪の少女と赤い髪の少年には劣るが、それでもかなりの量を平らげている。 これだけ食べて文句を口にするとは、図々しいにもほどがある。 「……ところで、兄貴はどこ連れてかれたんだ?」 重たそうに体を起こし、床に座り込んだ状態でアグモンが問う。 今、食堂にいるのはヴィータとアグモンだけであった。 はやてとシグナムは、大を連れて何処かへと立ち去っている。 「あぁ、心配すんな。ちょっと色々聞かなきゃいけない事あるから別室で話してるだけだよ」 「ふぅん。それ、どれぐらいで終わるんだ?」 「さぁ? そんなに長くはなんねぇと思うけど……ぼちぼち終わる頃じゃねぇの」 壁の時計を見やれば、三人が食堂を出て十数分少々経っている。 何事もなければ、もうそろそろ話も終わっている頃だろう。 (しかしまぁ、随分と変わったなぁ) アグモンを見ながら、ヴィータの脳裏に浮かぶのはあの巨大な竜人であった。 あの姿からアグモンになったのは間違いないだろうが、それにしても凄い変わりようである。 魔導師が使役する使い魔なら、元になった獣としての姿の他に人間の姿を持つ者が一般的であるが、それは変身魔法によるものだ。 だが、アグモンからは魔力的な気配を全く感じないのだ。 (あの大って奴からも魔力全然感じなかったしな……何なんだ、ほんと) 少々、と言うには腑に落ちない点が多すぎる。 魔法が一切かかわっていないあの変貌ぶりは、一体何なのだろうか。 どれもこれも、はやてとシグナムが大から話を聞いてくれば、嫌でも答えが解るだろう。 一方、はやてとシグナムは一通りの質問を終えていた処であった。 「成程なぁ……で、大門君とアグモンはそのデジタルワールドを五年間旅してた、と」 「あぁ。それで間違いねぇよ……ふぅ、ご馳走さんでした」 差し出されたカツ丼を平らげ、箸を丼に置く。 何故カツ丼なのかは、一応取調べの真っ最中であった事から推して知るべしである。 なお、シグナムは「取り調べ言うたらカツ丼やろ!」という幻聴が聞こえたと、後に語る。 (で、シグナムはどう思う?) (そうですね……嘘は言っていないと思います) (うん、私もそうは思うけど……話が話やしな) 隣に控えるシグナムへ念話を飛ばす。 正直、大の話は素直に信じがたい部分があるとはやては感じていた。 時は五年前。大の出身世界である人間界へと、デジモンと呼ばれる生命体が住まうデジタルワールドを隔てる次元の壁が歪み始めた事から始まると言う。 一人の男が巻き起こしたデジモンと人間の戦争及び、次元の壁の完全崩壊による双方の世界消滅の危機と言う、スケールの大き過ぎる話だ。 彼が連れていたアグモンは、共に闘うパートナーであり子分であり、最高の相棒であると言う。 (ここ五年に、そんなデカイ事件は起きて無いよな?) (えぇ……少なくとも管理局が把握してる世界では無かった筈です) (せやなぁ……把握して無い世界の事としても、次元崩壊レベルの事やったみたいやし) (本局の方に何らかの情報が残ってる筈ですね。後で調べておきます) (ん、頼むな) 念話を終え、意識を大の方へと向ける。 湯呑に残っていたお茶を飲み干し、満足したように笑顔を浮かべている。 取り調べと言う事もあり、若干緊張していたこちらが馬鹿馬鹿しく思える程だ。 (ま、どのみち嘘つくようなタイプでもないやろしな) 何故だか、そう確信できる。 局員になってから数年、それなりに人を見る目はあると自負するはやてに、彼は悪人に見えなかった。 理由を問われると悩むが、強いて言えば彼の目を見たからかもしれない。 愚直なまでに真っ直ぐな目をしていたのが、理由と言えばそうなるだろう。 「さて、聞きたい事は聞いたし……もう時間も遅いし、そろそろ休もうか」 「ん? もう終わりか?」 「うん。ご協力どうも……シグナム、客室に案内してあげて」 「はい。では、ついてきてくれるか?」 「あぁ、わかった」 シグナムに連れられ部屋を出る大を見送り、はやては一人で自分の仕事部屋へと戻る。 質問の内容を纏めて報告書にし、提出すると言う仕事がまだ彼女には残っている。 それと、大とアグモンの身柄を保護する正式な許可と彼らの出身世界捜索依頼を出さねばならない。 あの二人は旅の最中である世界、デジタルワールドへの帰還を望んでいるのだから。 (にしても、アイツはなんやったんや……) 思い浮かべるは空間を歪めて出現した、あの赤マントの巨人だ。 自分とシャイングレイモンを軽くあしらい、意味深な言葉を残して立ち去っていった未知の存在。 いくら自分が本気を出せない状態であると言っても、手加減なしで放った砲撃魔法が一切通じなかったのは軽くショックだった。 知っているような素ぶりを見せていた大も、実際良くは知らないと言う。 ――こっちの世界に飛ばされる直前まで戦っていた と彼は言っていた。そして、あの巨人との戦いの最中にミッドチルダへ飛ばされてきたのだと。 (何にせよ、情報が足らんなぁ……) 大の言葉はともかくとして、あの巨人の言葉は迂闊に信用する訳にもいかない。 かといって自分なりの考察をしてみようにも情報が足りない、足りなさすぎる。 単なる次元漂流者を保護、だけでは済みそうにないなと思いながら、がっくりとはやては肩を落とす。 思っていたよりも、面倒な事になりそうだ。 翌日、一晩ぐっすりと眠った大とアグモンは用意された朝食を取った後、特にする事もなく敷地内をぶらぶらと歩いていた。 六課隊舎の敷地内にいるなら自由にしていて良い、と言われたがそれはそれで退屈な物である。 「暇だなぁ、兄貴」 「暇だなぁ、アグモン」 デジタルワールドにいた時は毎日何かしらやる事があったし、見る者全てが目新しいという新鮮さがあった。 この世界で見る物も、色々と目新しい物はあるのだが……何と言うか面白味が足りない。 早い話、彼ら二人の生きがいとも言うべき事が、最も楽しめる事が現状出来そうにない。 「「暇だよなぁ……」」 忙しそうにあちこち動き回っている人々を見ていると、微妙に居心地の悪さすら感じる。 今の自分達の立場等は色々教えて貰ったが、それも正直良く分からない。 とりあえず、ここが数えるのも馬鹿馬鹿しい程に存在する異世界の一つで、それらを守る組織があるという事は理解した。 魔法と言う、ゲームの中でしか縁が無い物まで存在するとは思わなかったが。 「んお?」 何か面白そうなものでも無いかと、周りを見やるアグモンの目に留まったのは、二人の人影だった。 一人は見覚えのある桜色のポニーテールをした女性、もう一人は見知らぬ黒髪の男。 何かあるのか、二人して海の方を眺めている。 「兄貴、あっちになんかありそうだ」 「ん? 確かになんか見てる奴がいるな……暇だし、行ってみるか」 とりあえずの暇潰しにはなるだろうと、そちらへ向かって歩く。 やがて、大達の気配に二人が気付いたのか海の方へと向けていた顔を、後ろへと向ける。 やはりというか、桜色の髪をしたのは見覚えのある、昨日部屋まで案内してくれた女性であった。 「よぅ、確かシグナムって言ってたっけ?」 「お前達は……確か、大門大とアグモンだったか。どうしたんだ、こんな処で?」 「いや、とりあえずこの建物の敷地内なら好きに行動していいとか言われたけどやる事無くて暇でさ……適当にぶらついてたんだよ」 「で、こっちに野次馬しにきたって訳か」 口を開いた男の方へ顔を向ける。 背丈や体格は大とあまり変わらないであろう、黒髪のどこか軽そうなイメージのある男だ。 「っと、俺はヴァイス・グランセニックってんだ。ほんのちょっとの間だろうが、よろしくな、大門大」 「あぁ。ところで、何見てたんだ?」 「新人達の訓練だ」 そう言って空中に浮かぶモニターを指さすシグナム。 大とアグモンもそれにつられてモニターを見ると、四分割された映像の中をTシャツ姿の少年少女達がそれぞれ激しく動き回っている。 右腕に装備したガントレットでハンマーを構えた子供と殴り合う青髪の少女やら、二丁拳銃で光弾を撃ち落とすオレンジ色の髪の少女。 槍を構えた赤髪の少年に変わったグローブをはめた幼い少女が、それぞれ縦横無尽に激しく動き回っている。 映像の背景からして森の中、正面にある海の上のあそこで行われているのだろう。 「あれ? 昨日あんなところに森なんてあったかな?」 「あれはうちの訓練用フィールドだ。どういう原理かは教えられんが……まぁ、ちょっと大げさな立体映像だと思えば良い」 「へぇ……すっげぇなぁ」 返事をしながら、大とアグモンの視界は画面にくぎ付けとなっていた。 見た処、画面に映っているTシャツの四人は自分よりも年下だ。 特に赤髪の少年と桃色の髪をした少女など、どう見たって十歳前後の子供だ。 それがああも派手に激しく動き回る光景と言うのは、見ていて確かに面白い。 むしろ、かつて一緒に戦った仲間の少年を思い出して懐かしさすら感じる。 「なんだ? 随分と熱心に見てるじゃねぇか」 「いや、アイツ等子供なのにすげぇなって思ってさ」 「イクト思い出すな、兄貴」 「イクト……あぁ、お仲間か?」 アグモンの懐かしむような口調で察したヴァイスの言葉に、大は頷く。 「あぁ……最後にあった時は、あいつぐらいの歳だったかなぁ」 と言いながら大が視線を向けるのは、赤髪の少年だ。 小柄な体を活かして縦横無尽に動き回る様は、まさしく記憶の中の彼を思い出させる。 しかし、モニター越しで訓練とは言え戦闘を見ていると、どうもウズウズしてくるのは性分故だろうか。 それはアグモンも同じようで、どうも落ち着かないようである。 「ほぉ……自分も混ざりたくて仕方が無い。と言ったところか?」 「ぁん?」 大の心情を見抜いたシグナムが、不敵な笑みを浮かべる。 何と言うか、自分も戦闘に飢えてますとでも言いたげな笑顔だ。 「その目に身のこなし……かなり場数を踏んでいるのだろう?」 「だから何だってんだよ?」 「模擬戦程度でいいなら、今からでも付き合うぞ?」 何処から取り出したのか、銀色に光る刃を持った剣を持って言うシグナムの顔は、物凄く楽しそうだ。 その隣にいるヴァイスと言えば、やや引きつり気味な顔を見せてる。 数秒程二人の顔を交互に見やり、大はモニターへと顔を向き直して一言。 「俺は女は殴らねぇ主義だ」 「戦いの場に男も女も無いだろう?」 「るせぇ。男は絶対女は殴らねぇもんだ」 「ふむ……仕方ない」 大の意思をくみ取り、シグナムは己の剣……レヴァンティンを仕舞いこむ。 待機状態、ペンダント状の形態へと戻して首にかけ直す。 「気が向いたら、何時でも声を掛けてくれ」 「だから、女は、殴らねぇって、言ってんだろうが」 「安心しろって。保護した漂流者相手に魔導師が模擬戦とはいえ戦えるわけねぇだろ、冗談だ冗談」 「あぁ、冗談だ」 「さっきまで目が本気だったぞ、お前」 あまりシグナムには関わらない方がいいかもしれない。 そう思いながらモニターを見ていると、もう訓練も終わったのか何やら全員集まって話をしている。 「お……そろそろ昼か。どうだ、一緒に喰うか?」 「ん? もう昼か……」 「兄貴、俺腹減ってきたよぉ」 「そうだな、俺も腹減ってきたし……一緒に食わせてもらうか」 ヴァイスとシグナムに連れられ、二人はその場を後にする。 「なぁなぁ、卵焼きは出るのか?」 「卵焼き? いや、どうだったかな……」 クラナガン郊外、廃棄都市区画。 街の人々から半ば身捨てられ、復興の目途も経たず、管理局員の訓練場として扱われる事があるだけの無人地帯は、子供達の遊び場でもあった。 大人に危ないから近づくな、と言われれば近づいてしまうのが子供の性であろうか。 「もういいか~い?」 「「「ま~だだよぉ~!」」」 無邪気にかくれんぼに興じる四人の子供達。 その一人の少女が路地裏を抜け、かつては繁華街として賑わったであろう大きな通りへと出た時であった。 「……ん?」 男がいた。 それなりに気を使って整えてあるやや長めの黒髪をした、白衣を纏った小柄な体躯の優男だ。 異様に不気味な雰囲気を纏った男に、少女は恐怖と好奇心を覚えて物陰に隠れながら見やる。 「んふふふ……」 堪え切れないといった風の笑いを漏らし、男が通りに設置するのは金属製のボールだった。 中央にオレンジ色の光を灯した、無骨な外見のボールのような形状をした機械を設置する。 「よしよし、これで良し……」 ボール状の物は長い月日を掛け、男が以前に開発した物を更に改良した装置だ。 すでに協力者の手によって何度かの実験は成功し、今回はまた違った運用法を行う為の実験である。 この実験が成功すれば、男の計画は大きく前進する。 「では、始めましょうか」 装置の設置場所から数百メートル程離れ、男は白衣のポケットからスティック状の機械を取り出す。 先端の赤いスイッチに指を置き、眼鏡の奥に光る狂気に染まった瞳をぎらつかせ、声高々に叫ぶ。 「イッツ、ショウタァイムッ!」 スイッチを押すと共に、設置した装置が爆発。 そして、世界の壁が壊れた。 機動六課の面々が思い思いの昼休みを過ごしている最中、非常事態を告げるアラームが鳴り響く。 自室で食後のコーヒーを楽しんでいたはやては、脱いでいた上着に袖を通しながら、駆け足で司令室へと駆け込む。 すでに集まっていた六課の後方支援部隊、ロングアーチの面子へと状況を問う。 「何事や!?」 「クラナガン廃棄都市区画にて、空間の歪みを確認しました」 「二日連続でやて!?」 自身の椅子へと腰かけ、取り急ぎまとめられたデータを空間モニターに表示させて指示を飛ばす。 「周辺の部隊に通達! スターズとライトニングは!?」 「通達はすでに終えています。スターズ、ライトニング両部隊も副隊長とフォワード陣がすでに現場へ向かっています」 「ん」 グリフィスの手際良い仕事に頷きながら、はやては片手で通信パネルを表示し六課所有のヘリで待機する仲間へと連絡をする。 正面に表示される二分割の画面に映るのは、高町なのはとフェイト・T・ハラオウン。 十年来の親友にして、スターズ小隊、ライトニング小隊をそれぞれ率いる六課幹部であった。 現在、二人とも別任務で隊舎を離れていたのだ。 「なのは部隊長、フェイト部隊長、二人とも現場にむかえる?」 『こちらスターズ1。うん、大丈夫!』 『こちらライトニング1。ちょっと現場から遠いけど、今からむかう』 「お願いな。ちょっと、嫌な予感するんよ……」 そう言いながら、はやての脳裏に浮かぶのは昨晩の出来事。 大とアグモン……そして、あの巨人が出現した時も空間の歪みが起きていた。 それ自体なら、次元世界全体で見ればそう珍しい事でも無いが二日連続で、同じクラナガンで起きるなど異常でしかない。 時空管理局発祥の地であるミッドチルダは、他世界に比べても安定している筈なのだ。 (何か起きようとしてるんか……? カリムの予言の事と関係も……) 背筋に嫌な悪寒が走るのを感じながら、はやてはモニターに表示されるデータを睨む。 この悪寒が、ただの考えすぎで終わってほしいと思いながら。 「現場にヘリが到着。映像きます」 「ノイズが酷いけど……よし、これで見え……ちょっと、何これ!?」 そんな希望は、オペレーターの一人であるアルトの声により無残に打ち砕かれた。 六課保有の人員輸送ヘリが現場に到着した時、目にしたのは異質な光景であった。 廃棄都市区画の大通りにて、底無しの闇につながっているような穴が大きく口を開けていたのだ。 ヘリパイロットとしてその光景を見やるヴァイスは、空間や次元に関する知識は局員の一般認識程度の物しか持っていない。 だが、それでも一目でわかった。 「これは、ヤバいんじゃないのか……」 だってそうだろう。 その穴は何かのエネルギーを発しているかのように、時折スパークが起きている。 おまけにその穴の中から、巨大な獣が這い出して来ているのだから。 「なんだありゃ……獣、ってより竜みたいだが」 「それより、恐竜っぽいな」 何時の間に来たのか、コクピットの窓より下を覗きみるヴィータが口を開いた。 「恐竜って、確か副隊長達がいた世界の生物でしたっけ?」 「あぁ。とっくに絶滅した古代生物で、あたしも本でしか見た事ねぇけどな」 それにしたって良く似ていると呟きながら、ヴィータは冷静に恐竜達を観察する。 数は四体。皮膚の黒い二足歩行の個体と、肩から巨大な角を生やした緑色の皮膚をした個体が二体ずつ確認できる。 全長は五メートル前後といった処だろうか。どれも見るからに凶暴そうな雰囲気を持っている。 「ヴィータ、何をしている?」 「わぁってる。すぐ行くよ……ヴァイスは、あたし等が出たら一度離脱しろ。相手が相手だ、何してくるかわからねぇ」 「了解。さっさと安全圏に引っ込みますよ」 後方のキャビンにて、すでにバリアジャケットを展開していたシグナムと部下達が待機している。 ヴィータも即座にデバイスを起動。バリアジャケットを纏って指示を出す。 「まず、あたしとシグナム副隊長が出て相手の出方を見る。場合によっちゃ、そのまま前衛張るからお前らは支援に回れ」 「相手は完全に未知の存在だ。何をしてくるかわからん、油断するなよ」 「「「「はい!」」」」 部下四人の返事に満足げに頷くと共に、ヴァイスへ声を駆けてヘリのランプドアを展開させ、ヴィータとシグナムは空へと飛び出す。 空を舞うように飛びながら、あらためて肉眼で目標を見やる。 見れば見る程、本で見た恐竜に似ている。 「魔力反応は感じない……となると、召喚の類では無いな」 「あぁ……ホントに何だ、こいつ等」 出撃はしたが、いきなり攻撃する訳にもいかない。 見た目は凶暴そうではあるが、大人しい性質ならば這い出てきた穴へと上手く誘導して返せるかもしれないからだ。 もしかすると、何処かにこの恐竜達を呼び出した何者かがいるかもしれないから、それから話を聞いてからでも、とも考える。 だが、そんなヴィータの思考は黒い恐竜の行動で無意味と化す。 「「っ!?」」 二人に気付いた恐竜が首を持ち上げ、その口から炎を吐き出したのだ。 標的は無論ヴィータとシグナム。即座に身を翻して炎を避けるが、その行動で完全に敵と認識されたか残り三体も二人へと敵意を込めた視線を向ける。 「チッ……やるしかないか」 「つか、火ぃ吐くって……どこの怪獣だよ!」 攻撃されたのならば仕方ないと、二人はデバイスを構えて恐竜達へと突撃する。 先陣を切るシグナムは、緑の恐竜の腕から繰り出される大ぶりの拳を回避し、両手に握る刀剣の刃へ魔力を這わせる。 狙うは両肩より伸びる、最大の武器であろう角の付け根。 「はぁぁっ!」 気合いと共に振り抜いた刃が風を引き裂き、音よりも早く恐竜の角を両断する。 地響きを立てながら大地へと墜ちる角を横目で見やり、シグナムはもう一本も斬り捨てんと身を翻し。 「なっ!?」 ついさっき斬り捨てた筈の角が、何事も無かったのように再生している光景に目を疑った。 生物としてあり得ぬ程の速度で行われる再生。一体、この恐竜達は何なのだと思う間もなく飛んでくるのは恐竜の拳。 避けきれないと判断して左腕を突き出し防御フィールドを展開、その拳を受け止める。 「ぐ、ぅう!?」 シールドの上より襲い掛かる衝撃を受けきり、シグナムは後方へと飛び退いて小さく息を吐く。 左腕に若干の痺れを感じるが、この程度ならば剣を握るのに問題は無いだろう。 「防御の上からでもあの衝撃、か……流石に直撃を受ければ不味いな……だが」 だからと言って絶望的な差を感じる程でも無い。 体格差から予想できる恐竜の重量等を考えれば、驚異的な破壊力を持つだろうし、直撃は死へ直結するかもしれない。 だが、今の攻防を持って見抜く。 「ヴィータ!」 「あぁ! こいつ等、図体でかいだけで……っ!」 黒い恐竜二体を相手取り、小柄と言うよりも幼い体躯を活かして縦横無尽に飛び回るヴィータが吠える。 その手に握る鉄槌型デバイス、グラーフ・アイゼンを振り上げて狙うは恐竜の下顎。 「たいした事はねぇ!」 蟻と象程はあろう体格差を無視した強烈な一撃が、黒い恐竜を殴り飛ばす。 悲痛な悲鳴をあげて倒れる黒い恐竜から即座に目を離し、返す刃……否、返す槌でもう一体の側頭部を叩く。 確かに一撃の威力は強力だが、動き自体は見きれぬほどの速度も無く、攻撃も防げないというレベルでは無い。 つまり、動きに注意してさえいればどうにでもなる相手と言う事だ。 「適度にボコって捕縛するぞ、シグナム!」 「あぁ」 勝利を確信し、二人の騎士はまるで踊る様に武器を振るい、四体の恐竜を相手取る。 いくら炎を吐き出そうが、拳を振り上げようが、当たらねばその破壊力も無意味でしか無い。 小さき人が巨大な竜を手玉に取る光景を見やるのは、遅れてヘリから降り立った四人の少年少女達だった。 「副隊長達、凄い……」 「体格差関係なしね……」 スバル・ナカジマとティアナ・ランスターは目を点にし、呆れたような感心したような声を出す。 はっきり言って、自分達の支援なんていらないんじゃないかと思えるほどに、上司二人は四体の恐竜を圧倒しているのだ。 恐竜達が動く度、副隊長二人の攻撃で地面に斃れる度に起こる激しい地響きがここまで伝わってくる。 「って、ぼぉっとしてたら駄目ね。皆、副隊長達の支援行くわよ!」 「おう!」 「「はい!」」 スバルに続き、エリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエがティアナの号令に応えて駆けだす。 自分達が出撃したのは上司達の強さの見学の為ではないのだから。 「……あれ?」 身の丈ほどある槍を片手に、道端に散乱する瓦礫の山を飛び越えながら移動するエリオの目に、何かが映り込んだ。 上司二人と恐竜達が戦っている場所のすぐ近く。ビルの影で、何かが動いたような気配がしたのだ。 遠くてよく解らないが、人のようにも見える。 「……あれは。ストラーダ、生体反応スキャンは?」 『電波妨害が酷く、実行できません』 「電波妨害? なんで……?」 槍型デバイス、ストラーダの言葉に首を傾げる。 どんな状況でも一定の機能発揮できるように、全てのデバイスには電子対策が施してある。 シグナムやヴィータを見る限り、魔法を使う分には全く問題ないようだが、何故スキャンだけ出来ないのか。 そう言えば、現場に到達してから六課隊舎との通信も上手く繋がらないとヴァイスもぼやいていた。 「どうなってるんだ……?」 今朝方の定期メンテナンスでは、デバイスのどこにも異常は無かった筈だ。 どこからから妨害電波でも流されているのだろうか。 「ティアさん、スバルさん、キャロ、生体反応スキャンそちらで出来ませんか!?」 「えっ……なんでまた……?」 「向こうのビルの影で、何か動いたような気がして……ストラーダのスキャンも何故か使えないんです」 「ちょっとまって……クロスミラージュ、どう?」 『実行不可能です。妨害が酷く、スキャンできません』 ティアナの銃型デバイス、クロスミラージュの返答もストラーダと同じであった。 続いて、スバルの篭手型デバイス、リボルバーナックルとキャロのグローブ型デバイス、ケイキュリオンも同様に返答する。 「全員のデバイスが電波妨害受けてるって、いくらなんでもおかしいわよ。なんで……」 「っ!? ティア、前!」 スバルの声にハッとなり、ティアナが顔をあげるとシグナムとヴィータの攻撃をくぐり抜けてきたのか、緑色の恐竜がこちらへ突撃してきていた。 その巨体からは想像できぬ程の速度で突撃してくる恐竜を、今から避ける事は叶わない。 「くっ!」 ならば、とクロスミラージュを振り上げ魔力弾を生成、恐竜の頭部目掛けて放つ。 しかし怯ませる事すら叶わないのか、恐竜は魔力弾を物ともせず突撃してくる。 「なっ……」 「錬鉄召喚! アルケミックチェーン!」 恐竜の拳が振り上げられ、ティアナを叩き潰さんと迫るが地面に展開された魔法陣より飛び出した鎖が、恐竜の全身へ巻き付いた。 キャロの得意とする召喚魔法で呼び出された鎖が、ティアナへ迫る恐竜を絡め取ったのだ。 「ティアさん! 大丈夫ですか!?」 「っ……サンキュ、キャロ!」 「後は私がっ!」 すかさずローラーブーツ型デバイス、マッハキャリバーによる加速を得たスバルが飛び出し、右手の拳で恐竜の右足首を殴りつける。 リボルバーナックルに込めた魔力が爆発し、恐竜はバランスを崩して地響きを立てながらその場へ倒れ込む。 キャロは再度召喚した鎖で恐竜を絡め取り、完全に地面へ抑え込む形で動きを封じた。 「よしっ!」 恐竜の足元をくぐり抜け、ティアナの傍まで戻ったスバルがキャロへと拳を突き出し、キャロも満足げに頷いて返す。 それを少し微妙な表情で見やるティアナは、顔を左右に振ってから二人へ声を掛ける。 「……ほら、ぐずぐずしないで次! 副隊長達の支援行くわよ!」 「おう!」 「「はい!」」 「どうにかなりそうやな……とりあえずは」 司令室のモニターで戦闘を見やっていたはやては、ふぅと息を吐きながら呟いた。 廃棄都市区画のど真ん中に開いた穴と、そこから出現した恐竜の群れ……最初はどうしたものかと思ったが、それは杞憂に終わってくれそうだ。 シグナムとヴィータの二人でどうにか無力化できそうではあるし、フォワードの四人でも連携すればどうとでも出来る事は先程証明された。 「このまま順調にいけば、あと数分ほどで終わりそうですね」 「せなやぁ……順調にいって欲しいけども」 何事にも油断は禁物、とばかりに少々緩んでいた気を引き締め直す。 後詰として、別任務中だったなのはとフェイトもあと数分前後で現場に到着するし、余程の事は無い限りは大丈夫という確信はある。 それでも、相手が未知の存在であるのだから油断はできないと自分自身へ言い聞かせる。 各員にもそれを言い聞かせるか、と軽く咳払いをした直後……司令室のドアが開いた。 「ん?」 「あれ……部屋、間違えたか?」 「みたいだねぇ、兄貴」 「な……何、してんねん?」 ドアの向こうから姿を現したのは、大とアグモンだった。 「いや、部屋戻るついでにこの中色々見て回ろうかなぁと思ってたら、道間違えちまってよぉ」 「……そ、そうかぁ」 完全にペースを乱された、これで二度目だ。 「と、とにかく……ここは関係者以外立ち入り禁止やし、今はちょっと忙しいから」 「あぁ、悪い悪い。すぐ出てくって……行くぞアグモン」 「……なぁ、兄貴、あれ……もしかして」 「あぁん?」 司令室奥のモニターをじっと見やるアグモンが指をさし、大もその先へと目をやる。 そこに映っているのは六課の前線メンバーと、恐竜達の戦いの映像。 映像に映る恐竜達と、地面に開いた穴を確認すると共に、大の顔色は一瞬にして変化した。 「なっ!?」 そこにある筈も無い、いる筈の無い物を見ているかのような表情を浮かべて、はやてへと詰め寄る。 「おい! なんでデジモンがあそこにいんだよ!?」 「へっ? デジモンて……えぇっ?」 デジモンと言われて、はやてが見るのはアグモンの姿。 確か、昨日聞いた話ではアグモンもデジモンという種族であるらしいが、今シグナム達が戦っているのもそれだと言うのか。 同じ種族にしては、見た目も大きさも全く違いすぎて、すぐには理解できない。 「おまけにゲートまで開いてんじゃねぇか! どうなってんだよ!?」 「ちょ、ちょっと君! 落ち着け!」 慌ててグリフィスが大を抑え、はやては少し息を吐いて大とモニターの映像を交互に見やる。 大の言う通りなら、あの恐竜達もアグモンと同じくデジモンであり、あの穴はゲートという代物らしい。 昨日聞いた話に出てきた、大の世界とデジモンの世界と繋ぐ扉のような物らしいが、それがこのミッドチルダに開いてしまったとでも言うのか。 「どうなってるんか、は私達の方が聞きたいんやけども……今は、あそこに出てきてる……デジモンをどうにかするんが先や」 「どうにかするって……倒せんのかよ?」 「倒す必要は無いやろ? とりあえず動きを止めて、あのゲートって処から送り返せるんなら……」 「これは……八神部隊長!」 はやての言葉を遮り、アルトが叫ぶ。 「廃棄都市区画の歪み……あの穴から、エネルギー反応を確認しました!」 「反応?」 「はい! これは……何かが、何かとても大きなエネルギーを持ったものが、穴から出てこようとしてる!?」 悲鳴のようなアルトの報告の直後、モニターの向こうに確認できる穴……ゲートより、その巨大な何かが這い出そうとしていた。 まず、それは地響きのような唸り声と共に現れた。 恐竜たちは動きを止め、シグナムとヴィータも何かの気配を感じ取り、穴へと視線をやる。 キャロの連れている小さき龍、フリードリヒはその何かをより明確に感じ取ったのか、興奮したかのように低く唸っている。 「これは……シグナム」 「あぁ……何かが、来る」 そうして、地面に開いた異界の穴よりそれは姿を現した。 それはオレンジ色の岩のようなゴツゴツした皮膚を持ち、背中より無数の刃を生やした巨大な首の長い、巨大な竜だった。 緑色の瞳は凶暴さ、獰猛さに知性すら感じさせる。黒と緑の恐竜達よりも遥かに大型な体躯を穴より這い出させて、それは吠えた。 「ウゥォオオオオオオオオオオオオオオ!」 怒りに満ちた咆哮をあげて、巨大な竜はミッドの地へ足を踏みしめる。 「愚かなる人間どもがああああああ!」 長い尻尾を振り上げて、人間の言葉を喋りながら廃棄都市のビルを瓦礫へと変えて竜は吠える。 対峙するシグナムとヴィータは冷や汗をかきながら、それぞれの武器を構える。 人語を喋った事も驚きだが、それ以上に二人が注意するのはこの竜の放つ殺気と威圧感だ。 少なくとも、さっきまで戦っていた黒い恐竜と緑の恐竜などとは比べ物にならないのは、火を見るよりも明らかだ。 「チッ……また面倒な事になりそうだな」 愚痴りながらもアイゼンを構え、ヴィータは竜を真っ直ぐに睨みつける。 これ程の殺気と威圧感を感じたのは何時以来だろうか。 遠い昔に覚えのある、戦争の空気で感じた時以来かもしれない。 少なくとも、手を抜ける相手では無い。ましてや、後方にいるスバル達には間違っても対峙させてはならない相手だ。 (コイツは……マジで強い) シグナムともども、全身に竜の殺気を受けながらヴィータは確信する。 油断すれば、自分達でも危うい相手だと。 前へ 目次 次へ
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仮面ライダーリリカル電王sts第九話 「ドラゴンズ・ダンス」 二匹の龍がオウルイマジンRに迫るなか、倒れているティアナに迫る影。名はオウルイマジンL、つまり同型の二号実験体である。 「見てろよ、電王。」 そしてオウルイマジンLは突如、ティアナを無理矢理掴むと大声で叫んだ。 「こいつがどうなってもいいのか!」 「ティア!」 「電王、これで手を出せまい?」 余裕の笑みを浮かべながら喋るオウルイマジンL。しかし二人共まるで何かに気付くと微笑んだ。 「何がおかしい?」 「あなたは、何処を見てるの?勝ち誇るなんて馬鹿げてる…」 「ふ、フザケンナァ!」 『sonic move』 「な、しまった!」 そう言って右手のガトリングガンを向けるオウルイマジンL。しかしその時、蒼き閃光がその場を駆けティアナを助け出した。 その閃光の正体は赤き髪に青のメッシュを入れ、眼鏡を掛けた少年。 「全く、何で僕が…。ま、楽だったけど」 名はエリオ。いや、今は、Uエリオと言うべきだろう。 「仕方ないなぁ。なのはちゃん達はそっちを片付けてよ。僕がこっちをやるから」 「分かった…」 Uエリオは勝手に宣言するとオウルイマジンLの前に立ち塞がった。 そしてクルリと一回転して一言。 「お前、僕に釣られてみる?」 「ざけんなぁ!」 こうして、二つの戦いの火蓋が切って落とされた。 《UエリオVSオウルイマジンL》 UエリオはオウルイマジンLを持ち前のスピードで撹乱していたが今一つ攻めきれない。 何故か?それは簡単だ。エリオは元々スピード型の為、防御力はそこまで高くない。その為相手が連射型の武器を使っている場合、接近が困難となるのだ。 つまり相手がガトリングという点と防御力さえあればいいのだ。 「やはり、今使える防御じゃ足りない…。エリオ、アレ使うよ」 『でもアレはまだ搭載されたばかりでテストも…』 「でも、やるしかないでしょ?それに上手くやればテストの代わりになるし」 『そうですね、やりましょう!』 エリオと話をしたあとUエリオは立ち止まり、魔力を集中させた。 「ハァァァッ、ストラーダ!」 『aurasystem set up』 その音声と共に放たれるは蒼きフリーエネルギー。それはアーマーへと変換、装着される。 オーラシステム、それはすなわち、電王のフォームチェンジの魔導師版フリーエネルギーを肉体の強化及びアーマーとして使用するというものである。 「さあ、いくよ!一度釣り上げかけた獲物は逃がしたくないんでね」 その声と共に腰につけられた四つのパーツを組み立て、長いロッドにする。それはデンガッシャーに酷似していた。名はオーラロッド。 Uエリオはロッドとストラーダを巧みに使い、相手にガトリングを撃たせない。 それは槍とロッドの蒼き二重奏。 右のロッドを避ければ左のストラーダが裂き、左のストラーダを避ければ右のロッドが突く。 一方的に攻めたてるコンビネーションであった。 一気加勢に攻めたて距離を少し取ると腰からパスの様な物を取り出す。すると腰にベルトの様な物がセットされる。 ベルトにパスをセタッチさせると電子音が響いた。 『fullcharge』 音声と共にロッドにチャージされるフリーエネルギー。 「ハァァァッ!」 Uエリオはフリーエネルギーがチャージされたロッドを振りかぶると気合いと共に投げた。 ロッドはオウルイマジンLを貫くと亀甲の網で動きを封じる。 そして、Uエリオはストラーダを構え、自身最速の魔法ソニックムーブを使用しオウルイマジンLへと突撃、そのまま激突する寸前で地面にストラーダを突き刺した。 超高速からの急激な減速。それにより発生する暴力的なまでのエネルギー。 それを全て自らの身体にのせ、UエリオはオウルイマジンLへと回し蹴りを放つ。 解放されたエネルギーはオウルイマジンLを爆散させた。 「フゥッ、終わった。さて、後はティアナちゃんを届けるだけか」 そう言ってティアナを抱き抱え医務室へと運ぶUエリオであった。 《なのは 電王GUNformVSオウルイマジンR》 さて、白き魔王と紫の狂人の戦いは一方的に戦いであった。 オウルイマジンRは右手をライフルからマシンガンに切り替え、乱射する。 しかし、掠めさえもしない。 電王は、ダンスのステップを踏むように飛んでくる弾丸を全弾かわしていく。 それは、まるで楽しむように…。 それでいながらさながら暴れ狂う龍のごとく無数のエネルギー弾を叩き込んでいた。 一方のなのははというと空中にて乱射された弾丸を天使が舞うかのようにかわしていく。 しかし、ひとたび攻撃に転じればたちまち悪魔の様な砲撃を放つ。 それは天地を支配する魔王のようで天を翔ける龍のごとく。 二匹の龍はもはや暴龍の如く暴れ狂い、オウルイマジンRを破壊しようとしていた。 「クソッ、クソッ、クソォォ!お前らはなんなんだ?」 「あなたは許されない。だから質問する権利はないから…」 「お前は僕達を怒らせた…。だからここで倒す!」 「だから何…ウグッ、ウググッ」 「うるさい…」 オウルイマジンRが喋ろうとした瞬間、桜色のバインドで口が塞がり喋ることが出来なくなった。 そのバインドはなのはが睨み付けながら発動させていた物。 そして、ここからが、怒り狂う暴龍のステージ。 「限定解除…」 『exceed mode』 全力のなのはの魔力のオーラはまさに白き魔王。 「許さないよ。絶対に」 怒り狂う電王の放つオーラはまさしく狂人。 二人はユラリとオウルイマジンRに近づく。 そして、なのはは幾重にもバインドを張り巡らす。 「いくよ、なのはお姉ちゃん…」 「うん、分かってる…。レイジングハート、カートリッジ全弾ロード…」 『cartridge load』 鳴り響くコッキング音。増大する膨大な魔力。そして精製されるは50発以上の魔力弾! そして、その魔法は放たれる。 『クロス…ファイヤァァーシュゥゥトォォ』 50発以上の魔力弾は全てオウルイマジンRへと一直線に向かっていた。 何とか避けようと動きまわる姿はまるで踊り狂う人形。 レイジングハートにマガジンをセットしたなのはとパスを取り出した電王は二人同時に己の得物をつきつけた。 「これで終わり…」 「決めるから…」 「ウンッウグッ!」 『最後いくよ、いい?』 「ウググ、や、め…」 『答えは聞いてない…』 「レイジングハート…」 『cartridge load』 「ディバィン…」 『fullcharge』 収束される魔力。セタッチされるパス。激しくうねる怒りのオーラ。それは即ち死刑宣告! 「バスタァァァッ!」 「いっけぇぇぇ!」 放たれる桜色の奔流と紫の光弾は一つとなり破壊の奔流とかす。 「ウアァァァッ!」 そして叫びをあげながら、オウルイマジンRを灰塵ときした。 「終わったね…」 「うん…」 「ティアナのことも気になるし、帰ろっか!」 「うん、分かったよ。なのはお姉ちゃん!」 戦い終わり、BJを解除したなのはと変身を解除したR良太郎は帰路へとついた。 夕日をバックに歩くその姿はまるで本当の姉弟のようであった。 「へぇ、私が倒れてる間にそんなことが…」 「うん、大変だったんだからね」 ここは医務室。ティアナはここで眠っていた。 傷が思ったより浅かったことと早めに治療したことが重なり大事にはいたらなかった。 そしてティアナはたった今、目を覚ましたのだ。 「でも、ティアナさん傷が浅くてよかったですね」 「ホント。ティアが倒れた時はどうしようって思ったんだよ」 スバルは本当に心配してたらしく、倒れた後、運んだ後もずっとついていた。 「もう、大丈夫だから」 「でもぉ」 「でもじゃない」 「本当二人は仲がいいね!」 二人が話していると、Uエリオが二人の様子を見て呟いた。 「でも凄かったなぁ、なのはちゃん」 「へぇ~、どんな風に凄かったの?」 「うん、なんていうのかなぁ。怖い?」 「怖い?」 「おい、亀公!珍しく気があうな」 ティアナとUエリオが話しているとMスバルが話しに入って来た。 「あれは、怖いよ。もしかしたら怒ったハナちゃんより怖いかも」 「あ、あぁ…、確かにな…」 「聞いた話何だけど、なのはちゃん、『白い悪魔』とか『魔王』とか呼ばれてるらしいよ」 「マジかよ…」 「でもよ、あれ魔王なんてもんか?そうだな『破壊神』とかどうだ!」 「先輩にしては格好いいね」 「だろ!」 『二人共、いい加減にして下さい』 『そうだよ!なのはさんは天使みたいな人何だから!』 「いや、それもどうかと思うぜ…」 「二人共、まったく…」 二人の話を聞き、ため息をつく、ティアナ。 ここで仮定しよう。 もし、この話をしなかったら… もし、もう少し時間をずらしていたら… この後、二人に振りかかる地獄はなかっただろう…。 しかし、不幸なことに偶然は重なり、二人の後ろには地獄が迫っていた…。 二人が話している途中、ティアナはふと二人の後ろを見た。 そして、目があった。恐怖の根源と…。 「あ、あああ…」 「どうしたの?ティアナちゃん」 「どうした、傷が痛いのか?」 「ふ、二人共。う、後ろ…」 「後ろ?」 「何がある…、あ、ああ…」 「先輩!?何が…、嘘、な、なのはちゃん!?」 二人の後ろ、そこには膨大な魔力と怒気を剥き出しにしながら、満面の笑みを向けている高町なのはの姿があった…。 「魔王?悪魔?あげくのはてには破壊神?」 「やべぇ!」 「もしかして、僕達危険なんじゃあ…」 「ティアナ。少し、こっちに来て…」 「は、はい!」 「お、おい、見捨てんのかよ!?」 「自業自得…」 ティアナはなのはの後ろへと行って、呟く。 それを確認し、いつの間にかセットアップしたレイジングハートをMスバルとUエリオに向けた。 「二人共、覚悟はいい?」 「ま、待てよ」 「答えは聞いてない。少し、頭冷やそうか…」 『ギャアァァァッ!』 その日、機動6課に二人の悲鳴と爆音が轟いた。 さて、これにて二匹の龍の闘争は終わり、機動6課に再び平穏が訪れる。 次回はそんな休日ともう一人の仮面の戦士の物語。 次回予告 ハナ「度重なるイマジンの襲撃。疲弊していく機動6課」 なのは「でも、そんな日々に訪れた一日限りの休日」 ハナ「そして、暗躍するイマジンの影と一人の少女」 なのは「二つは新たな出会いを呼ぶ」 ハナ なのは『次回仮面ライダーリリカル電王sts第十話「機動6課のある休日《前編》」お楽しみに』 Mスバル Uエリオ『二大魔王揃い踏み…』 なのは ハナ『何か言った?』 Mスバル Uエリオ『ヒッ!』 なのは ハナ『少し、頭冷やそうか…』 Mスバル Uエリオ『ギャアァァ!』 戻る 目次へ 次へ
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仮面ライダーリリカル電王sts第四話「蒼き仮面の戦士」 Uエリオに詰め寄ったMスバル。何故、二人共こんな事になってしまったのか謎は今解ける。 「僕も、先輩と同じで良太郎を探しに来たのさ。で、気付いたらこうなってたんだ。 どうやら、厄介なことになっちゃったみたいだね。」 「どういうことだ。答えやがれ。」 「つまり、僕らは一度こうなっちゃうと戻らないみたいだね。」 「嘘だろ。本当かよ。」 つきつけられる現実に声を失う、Mスバル。 「ま、なっちゃったんだから、気楽にいこうよ。」 Uエリオは、全く動じてないふうに言った。「これはこれで楽しいしね。」 「ウ~ラ~タ~ロ~ス~、あんたねぇ殴られたいの。」 「ハイ、ハイッ気をつけます。」 その頃、はやては部隊長室で悩んでいた。 (ガジェットにイマジンこれも全部あの予言に関係するんやろか。それに、良太郎君達のこともあるしなぁ。)「ホンマ、何が起こってるんや。アカンアカン今はそれどころやない。仕事、仕事。」 町中で一人の女の目の前に砂の人影があった。 「わかった。電王を殺ればいいんだな。」 「はぁいそうで~す。そうすればどんな時間にも連れてってあげま~す。」 「ふん、何故こんな奴の言いなりにならないんだ。こんな、人間の。」 「黙って言うこと、聞きやがれ。じゃねぇと喰い殺すぞ。」 「わ、分かった。」 「それでいいんだ。それでな。」 イマジンがさったあと女は、呟いた。 「これで上手くいく。全てがな!」 良太郎はスバル、エリオと話していた。 「二人共、ごめん。僕のせいでいろいろ巻き込んで。」 「いいよ。元々、私達があなたを助けたんだから。」 「僕も、そんなことないです。」 「まっ、俺は戦えればいいしな。」 「僕も、別に不自由はしないしね。」 「でも、あんまりやり過ぎるとハナさんが怒るよ。」 「オイッ良太郎!近くにイマジンの気配がするぜ。」 「え、どこにい「探す必要はないここにいる。」 突然、銃撃をされたと同時に声が響き渡る。「今日こそ、死んでもらおう電王!」 「いくよ、モモタロス!」 「おう!」 モモタロスが答えるとスバルの身体を通じて憑こうとする。 「させん!」 「うおっ、オイッテメェ卑怯だぞ。降りて来やがれ。」 「ふっ戦いに卑怯もくそもない…ヌオォォ!」 「三人共、大丈夫!」突如、桜色の閃光がはしったかと思うと上空でなのはが話しかけてきた。 「不意打ちなんてお前らも卑怯だろ。」 そのイマジン、クラーケンイマジンはそう叫んだ。 「こうなれば。」 「うわっ。」 触手(というかイカのゲソ)良太郎に絡みつかせ、水の中に引きずりこんだのだ。 「良太郎、くそあの野郎。」 「早く助けなきゃ。」「すまねぇ。俺は泳げないんだ。」 「えぇ!」 Mスバルはモモタロスの力を使ってる為に泳げないのである。 「僕がいくよ。」 Uエリオはそういうと水に飛びこんだ。そして、ストラーダのブースターで加速すると触手を全て切り裂いた。 「仕方ないなぁ。でも一度釣り上げた獲物は逃がさない主義だからね。」 そういうと良太郎に憑いて、エリオと共に陸にあがった。 そしてベルトを巻き青いスイッチを押しライダーパスを構え、 「変身。」 そう言ってライダーパスをベルトにセタッチさせた。すると、「rodform」という音声が鳴り、身体を黒いスーツが包みそれに青いオーラアーマーがセットされ、青いデンカメンが装着され一回転してこう言った。 「お前、僕に釣られてみる?」 「ふ、ふざけるな。」そういうとクラーケンイマジンは銃を乱射した。 「全くせっかちだなぁ。」 そういいながら全てかわすと、デンガッシャーを組み立てロッドモードにし、連続で突き更には蹴りを絡め攻撃した。(まずいこのままでは)クラーケンイマジンはまたも水中に逃げ込んだ。 「逃がさないよ。なのはちゃん、あの場所をさっきので撃ってくれる?」 「えぇ。」 そういうとなのはに指示した場所の横を指差しながら大声で 「危ない、そのままいくと直撃だよ。」 と言った。 「何!クッ。」 急ブレーキで止まり 顔を出すと、 「ディバィーンバスタァー」 「う、ウギャアァァ」なのはの砲撃が直撃した。 「さて、決めますか。」 そう言ってライダーパスをベルトにセタッチする。 「fullcharge」 音声と共に青いフリーエネルギーがデンガッシャーにチャージされ「う、ウゥゥ。」 陸に上がってきたその瞬間に突き刺した。そうすると、亀甲状に網が絡まる。 「ハアァッ」 そして、電王がそこに飛び蹴りを放つとクラーケンイマジンは爆発した。しかし、その瞬間イマジンのイメージが暴走した姿巨大な姿〔ギガンデス〕ハデス、ヘブン、ヘルが飛び出したのだった。 「ふぅ、いくよ。」 そこに変身待機音と同じ音がしたかと思うとデンライナーが現れた。 「ハッ」 デンライナーに飛び乗るとデンライナーを、バトルモードに移行させた。そして、3隊のギガンデスをレールで囲み半時計回りで動きながらゴウカノン、ドギーランチャー、モンキーボマー、バーディミサイルを放つ。 それと同時にサイドアックスからエネルギーの刃が飛び、レドームの刃で切り裂くと3体のギガンデスは爆発したのであった。 電王を刺客に狙わせる黒幕の正体。そして、まだみぬ仲間達。戦いは、激化していく。ばかりだった。 次回予告 Mスバル「厄介なことばっかりだな。そういえばクマはどうした。」 Uエリオ「僕らと同じで探しに来たハズなんだけど。まさか、僕らと同じでもう誰かに憑いたんじゃ。」 フェ「エリオ。早く元に戻ってね。」 なのは「フェイトちゃん泣かないで。」 キャロ「うん?泣く?」 Kキャロ「泣けるで!次回、仮面ライダーリリカル電王sts第五話「泣きっ面にクマ」や。」 ハナ「お楽しみに~。」 フェ「キャロまで。ウワァーン。」(明後日の方向に全力疾走で走り去る。) なのは「フェイトちゃーん。カムバーック!」 戻る 目次へ 次へ
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一人分の陽だまりに 僕らは居る ◆vXe1ViVgVI ◆ ◇ ◆ ◇ 終わった、と迫る刃を前にヴァッシュは思いを巡らせた。 この地獄のような人生にようやく終焉が訪れる。 待ち望んでいた訳ではない。でも、もう限界だった。 人々を助けくて、でもこんな身体で、クロノが死んで、なのはが死んで、ナイブズが死んで、フェイトを殺して――……。 それでも前へ進みたくて、でも前へ進めば進ほど、全てを傷付けてしまう。 もう、限界だった。 救いたい命、救えない命、殺してしまった命、殺してしまう命。 果てなく続く苦悩と絶望の輪廻。 だが、それもこれで終わる。眼前の剣士が終わらせてくれる。 ヴァッシュは、刃が届くまでの刹那の時を瞼を閉じ、安らかな頬笑みを持って待ち構える。 ただ一つ、新庄の安否だけを気掛かりにして、一世紀半もの永きを渡り歩いた人外は死を待ち迎え、 斬。 ―――痛みというには余りに甘美な感覚が身体を駆け巡った。 即死というわけではないが、死へと辿り着くには大した時間も掛からないだろう。少なくとも今までの地獄の時からすれば、ほんの一瞬だ。 ああ、やっと解放される。 そんな思考を浮かべながら、ヴァッシュはある光景を見る事となった。 その光景とは自分に向かって精一杯腕を伸ばす実兄の姿。 この殺し合いの場で死んでしまった同胞。 そして自分に地獄と称する事すら生温い、絶望の半日を味あわせた張本人。 いや、それだけではない。 人類があの砂の惑星で死と隣り合わせの生活を送らざるを得なくなった原因も、 砂の惑星で同胞達が疲弊の限りを尽くして稼働をし続けざるを得なくなった原因も、 自分達を育て、様々な事を教えてくれた女性が死んだ原因も、 全てが全てこの男だ。 何故、そのお前が自分に向けて手を伸ばす。 まるで掴んでくれと言わんばかりに、手を伸ばしている。 無理だ。 自分には出来ない。 あの砂の惑星での記憶が、ロストジュライでの記憶が、この殺し合いの中での記憶が、お前を否定する。 唯一の同胞であり、兄であるお前との共存を拒み続ける。 ヴァッシュは必死の形相で手を伸ばす兄の姿から顔を逸らし、背中を向けた。 共に歩んでいた筈の道。何故唯一の同種達は、決して交わる事のない道へと別々に歩んでしまったのか。 今となっては誰にも分かる筈がない。 ただ兄のせいで無限に続く過酷な人生を送った弟は、最後の最後その手を取り合おうとはしなかった。そして、弟は兄と正反対の方向へと歩み始めようと一歩踏み出し、そこで――― ―――ある女性の姿を思い出した。 ◆ ◇ ◆ ◇ あの時、彼女は何と言ったのだろう。 震動と轟音にかき消された言葉――― ◆ ◇ ◆ ◇ わずか一度の交錯により決した勝負。 時間にしては五秒にも満たない程の超々短期決戦。 それでもアンジールは脳髄が麻痺する程の重厚な疲労を感じていた。 勝機はなかった。皆無といっても過言ではない。 ただあの男の必死の抵抗があったからこそ、勝利できた。 そうでなければ接近する事すら不可能であったろう。 「……お前のおかげだ、ヴァッシュ」 アンジールの足元にはヴァッシュ・ザ・スタンピードが倒れていた。 渾身の斬撃によりその身体から夥しい量の血液を流し、倒れ伏す。 ただヴァッシュは―――死んでいなかった。 勿論、常人であればその出血量は致死。だが、プラント自立種の人間離れした耐久力がその命を繋ぎ止めた。 生存の代償として払われたのは、その左腕。 倒れるヴァッシュの直ぐ傍らには、肩部から切り離された彼の左腕が転がっていた。 全ての原因であるその左腕が、転がっていた。 「俺は戦い続ける事しかできない……闘争以外にあいつ等を守る術が見付からない……だから―――頼む」 例えるならばアンジールは剣。 触れる物全てを斬り裂き、斬り裂く事で家族の害なす存在を減らし、家族を守ろうとする。 それもまた一つの守護の手段。善悪の是非はあれど、対象の守護という点では間違いとは決して言えない。 「あいつ等を、守ってやってくれ」 しかし、守護の手段はそれだけでは無い。 手段はもう一つ、存在する。 攻撃的な剣の守護とは対となる、言うなれば盾の守護。 剣も、槍も、銃弾も……有象無象の区別なく、その身が朽ち果てるまで全てを守る盾。 常に守護対象の側に佇み、いざとなれば身を挺してでも護りきる。 それが、盾の守護。 「俺は戦い続ける。あいつ等を守る為に」 アンジールがヴァッシュを殺害しなかった理由は一つ、ヴァッシュを信頼したからだ。 絶望に潰される瀬戸際でさえ、他人を救おうと動き続けたその強靭な意志。 こいつなら、この男になら、彼女等を任せられる。 そう思ったから、アンジールはヴァッシュを殺害せず、寸前で太刀筋を曲げ彼に巣くう諸悪の根源を切り離した。 この男なら必ず復活せしめると信じていたからこそ、アンジールはヴァッシュを殺さないですませた。 その荒療治でヴァッシュの暴走が阻止できるという確信など無かったにも関わらず、アンジールは微細な可能性を信じて、賭けた。 アンジールの選択が正しかったのか、答えはまだ出ていない。 それでもアンジールはヴァッシュに背を向け、歩き始めていた。 白銀の拳銃を一つ、その場に置いてアンジールは前へと進む。 この男なら立ち上がる―――そう信じて、アンジールは再び死闘の場を後にした。 【1日目 夕方】 【現在地 I-2】 【アンジール・ヒューレー@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使】 【状態】疲労大、脇腹、右腕、左腕に中程度の切り傷、全身に小程度の切り傷、セフィロスへの殺意、深い悲しみと罪悪感、焦り 【装備】バスターソード@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使、チンクの眼帯 【道具】支給品一式×2、レイジングハート・エクセリオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS、グラーフアイゼン@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【思考】 基本:チンクとクアットロを守る。 1.チンクとクアットロ以外の全てを殺す。特にセフィロスは最優先。 2.イフリートを召喚した奴には必ず借りを返す。 3.ヴァッシュと再び出会ったら…… 4.いざという時は協力するしかないのか……? 【備考】 ※ナンバーズが違う世界から来ているとは思っていません。もし態度に不審な点があればプレシアによる記憶操作だと思っています。。 ※レイジングハートは参加者の言動に違和感を覚えています。 ※グラーフアイゼンははやて(A s)の姿に違和感を覚えています。 ※『月村すずかの友人』のメールを確認しました。一応内容は読んだ程度です。 ◆ ◇ ◆ ◇ その時、スバル・ナカジマと泉こなたの二人はF―8に位置する草原を歩いていた。 先導するはスバル・ナカジマ。油断なく周囲に視線を飛ばし、慎重に安全を確認しながら一歩一歩を進めていく。 そんなスバルの直ぐ後方には泉こなた。彼女もまた周囲に視線をやり、彼女なりの警戒をしながら、歩いている。 目的地であるホテル・アグスタには、もう視認できる距離にまで接近している。 この様子ならば、警戒を飛ばしながらの緩慢な行進であっても、放送までにホテル・アグスタへと到着できるだろう。 そう考えながら、スバルは思わず安堵の息を零し掛け、そして自制するかのように頬を軽く叩いた。 まだホテル・アグスタに到着した訳ではないのだ。一瞬の油断が死に直結する可能性だって大いに有り得る。 安堵するのは、せめてアグスタに到着して内部の安全を確認してからだ。 気を、引き締めろ。 油断を、するな。 「……ねぇスバル。あれ、なんだろ……」 と、スバルが警戒心を再燃させたその時、後ろを歩いているこなたが唐突に、呆然とした口調で言葉を吐いた。 唐突な言葉に反応したスバルが後方へと振り返ると、そこには目を見開き、ポカンとだらしなく開口するこなたの姿。 その視線は平常より上の箇所―――つまりは空を見詰めたまま、固定されていた。 尋常ならざるこなたの様子に、スバルもその視線を追い、空を見る。 そして、同様に、動きを止めた。 「な、なんなんだろ……」 そこにいたのは、暁の空を飛行する人間の姿。 いや、スバル達が驚愕している理由はその人間が空を飛んでいるから、という訳ではない。 魔導師であるスバルからすれば、人が飛行している光景など殆ど日常茶飯事と言っても良い。 常人であるこなたも、スバル達から得た情報やこの場で経験した様々な奇想天外により、人一人飛んでいようと驚愕に至る事はないだろう。 驚愕の理由は、もっと他の所にあった。 「天使、かな……?」 「ま、まさかぁ……」 こなたの発言に頬をひきつらせながらも、スバルはその正体を読み取れずにいた。 空を飛ぶ人間の両肩に生えた、数メートルは有ろうかという巨大な双翼。 それを上下に揺らし、優雅に空を舞うその姿はまさに神話で出て来る天使のように見える。 あれは明らかに魔法を使用しての飛行ではない。自身の翼で物理的な作用を生み出しての飛行。 人間である限り、有り得ることのない飛行法だ。 「あれ? あの天使さん、もしかして」 「ホテル・アグスタに……?」 その天使のような飛行物体は、スバル達の目の前で高度を下げていき、遂には遠くに聳えるホテル・アグスタのその屋上へと消えていった。 数秒ばかり天使が消えていったアグスタを見詰めたスバルとこなたは、首を回し顔を見合わせる。 「……どうしよっか」 「……どうしよう」 顔を見合わせたまま二人は互いに問い掛ける。 あの天使のような飛行体は何だったのか。 参加者だとすれば殺し合いに乗っているのか、乗っていないのか。 自分達は接触を図るべきなのか、否か。 様々な疑念が二人の間に浮かび上がり、漂い続ける。 このような場面でこそ、最適な判断を下してくれるであろう少年は、もういない。 自分達だけで考えねばならないのだ。 二人は草原に立ち尽くし、遠方にて悠々と聳えるホテルの姿へ視線を移し、見詰め続ける。 【1日目 夕方】 【現在地 F-8 東部】 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】全身ダメージ小、左腕骨折(処置済み)、ワイシャツ姿、質量兵器に対する不安、若干の不安と決意 【装備】添え木に使えそうな棒(左腕に包帯で固定)、ジェットエッジ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、 【道具】支給品一式(一食分消費)、スバルの指環@コードギアス 反目のスバル、救急道具、炭化したチンクの左腕、 ハイパーゼクター@魔法少女リリカルなのは マスカレード、チンクの名簿(内容はせめて哀しみとともに参照)、 クロスミラージュ(破損)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、首輪×2(ルルーシュ、シャーリー) 【思考】 基本:殺し合いを止める。できる限り相手を殺さない。 0.なんだったろ、さっきのは…… 1.ホテル・アグスタへ向かう、道中での警戒は決して怠らない。 2.1の後、スカリエッティのアジトへ向かう。 3.六課のメンバーとの合流とつかさの保護。しかし自分やこなたの知る彼女達かどうかについては若干の疑問。 4.準備が整ったらゆりかごに向かいヴィヴィオを救出する。 5.こなたを守る(こなたには絶対に戦闘をさせない)。 6.かがみを止める。 7.状況次第だが、駅の車庫の中身の確保の事も考えておく。 8.もしも仲間が殺し合いに乗っていたとしたら……。 【備考】 ※参加者達が異なる時間軸から呼び出されている可能性に気付きました。 ※仲間(特にキャロやフェイト)がご褒美に乗って殺し合いに乗るかもしれないと思っています。 ※自分に割り振られた調査エリアを調べ終えました。何かを見つけたか否かは後続の書き手さんにお任せします。 ※アーカード(名前は知らない)を警戒しています。 ※万丈目とヴァッシュが殺し合いに乗っていると思っています。 ※アンジールが味方かどうか判断しかねています。 ※千年リングの中に、バクラの人格が存在している事に気付きました。また、かがみが殺し合いに乗ったのはバクラに唆されたためだと思っています。但し、殺し合いの過酷な環境及び並行世界の話も要因としてあると考えています。 ※アニメイトを焼きヴィヴィオを浚ったのはルーテシアかキャロの可能性が高く、浚ったヴィヴィオを利用してゆりかごを起動させようとしていると考えています。 ※15人以下になれば開ける事の出来る駅の車庫の存在を把握しました。 ※クロスミラージュが修復可能かは後続の書き手さんにお任せします。 ※こなたの記憶が操作されている事を知りました。下手に思い出せばこなたの首輪が爆破される可能性があると考えています。 【泉こなた@なの☆すた】 【状態】健康 【装備】涼宮ハル○の制服(カチューシャ+腕章付き)、リインフォースⅡ(疲労中)@魔法少女リリカルなのはFINAL WARS 【道具】支給品一式、投げナイフ(9/10)@リリカル・パニック、バスターブレイダー@リリカル遊戯王GX、レッド・デーモンズ・ドラゴン@遊戯王5D s ―LYRICAL KING―、救急箱 【思考】 基本:かがみん達と『明日』を迎える為、自分の出来る事をする。 0.天使……? 1.スバルやリイン達の足を引っ張らない。 2.かがみんやつかさが心配、これ以上間違いを起こさないで欲しい。 3.おばさん(プレシア)……アリシアちゃんを生き返らせたいんじゃなくてアリシアちゃんがいた頃に戻りたいんじゃないの? 【備考】 ※参加者に関するこなたのオタク知識が消されています。ただし何らかのきっかけで思い出すかもしれません。 ※いくつかオタク知識が消されているという事実に気が付きました。また、下手に思い出せば首輪を爆破される可能性があると考えています。 ※かがみ達が自分を知らない可能性に気が付きましたが、彼女達も変わらない友達だと考える事にしました。 ※ルルーシュの世界に関する情報を知りました。 ※この場所には様々なアニメやマンガ等に出てくる様な世界の人物や物が集まっていると考えています。 ※地図に載っていない施設が存在する事を確信しました。 ※PT事件の概要をリインから聞きました。 ※自分に割り振られた調査エリアを調べ終えました。何かを見つけたか否かは後続の書き手さんにお任せします。 ※アーカードとエネル(共に名前は知らない)、浅倉、キングを警戒しています(特にアーカードには二度と会いたくないと思っています)。 ※ヴィヴィオ及びクラールヴィントからヴィヴィオとの合流までの経緯を聞きました。矢車(名前は知らない)と天道についての評価は保留にしています。 【リインフォースⅡ:思考】 基本:スバル達と協力し、この殺し合いから脱出する。 1.周辺を警戒しいざとなったらすぐに対応する。 2.はやて(StS)や他の世界の守護騎士達と合流したい。殺し合いに乗っているならそれを止める。 【備考】 ※自分の力が制限されている事に気付きました。 ※ヴィヴィオ及びクラールヴィントからヴィヴィオとの合流までの経緯を聞きました。 【チーム:黒の騎士団】 【共通思考】 基本:このゲームから脱出する。 1.首輪解除の手段とハイパーゼクターを使用するためのベルトを探す。 2.首輪を機動六課、地上本部、スカリエッティのアジト等で解析する。 3.それぞれの仲間と合流する。 4.ゆりかごの起動を阻止しヴィヴィオを救出する。 【備考】 ※それぞれが違う世界の出身であると気付きました。また異なる時間軸から連れて来られている可能性に気付いています。 ※デュエルモンスターズのカードが武器として扱える事に気付きました。 ※デュエルアカデミアにて情報交換を行いました。内容は守りたいもの本文参照。 ※「月村すずかの友人」からのメールを読みました。送り主はフェイトかはやてのどちらかだと思っています。 ※チーム内で、以下の共通見解が生まれました。 要救助者:万丈目、明日香、つかさ、ヴィヴィオ/(万丈目は注意の必要あり) 合流すべき戦力:なのは、フェイト、はやて、キャロ、ヴィータ、シャマル、ユーノ、クアットロ、アンジール、ルーテシア、C.C./(フェイト、はやて、キャロ、ヴィータ、シャマル、クアットロ、アンジール、ルーテシアには注意の必要あり) 危険人物:赤いコートとサングラスの男(=アーカード)、金髪で右腕が腐った男(=ナイブズ)、炎の巨人を操る参加者(=ルーテシアorキャロ?)、ヴァッシュ、かがみ、半裸の男(=エネル)、浅倉 判断保留:キング、天道、スーツの男(=矢車) 以上の見解がそれぞれの名簿(スバル、こなた)に各々が分かるような形で書き込まれています。 ※アニメイトを襲いヴィヴィオを浚った人物がゆりかごを起動させようとしていると考えています。 ◆ ◇ ◆ ◇ ホテルの屋上に降り立った天使は正面の地平線に落ちる陽光を見詰め、ボンヤリと思考を垂れ流していた。 目を覚ました時、既にあの剣士の姿はなかった。 その身体から落下したのであろう血液が転々と、剣士へと続く道を形成していたが、追い掛ける気にはなれなかった。 彼と自分とは相容れぬ道を選択していた。出会ったその時は互いの武器を、信念を掲げて戦わねばならない。 だが、彼はあの地獄の時から自分を解放してくれた恩人だ。 戦わない、という訳ではない。ただあの時、あの一回だけは見逃したかった。 礼という訳ではない、借りを返したという訳ではない、ただあの瞬間だけは彼と戦闘する事は出来なかった。 だから、彼と正反対の方角へと羽を広げた。 眼前を埋め尽くす大量の青色へと、飛んだ。 「次に会えたら、今度こそ止めるよ。俺の全身全霊を賭けて」 天使―――いや、ヴァッシュ・ザ・スタンピードは大きな決意を紡ぎ出しながら、心中で片翼の剣士へと感謝の念を飛ばす。 一度目の離別の際、彼の元へと置いていった拳銃を、自身の力が宿る右手と―――先程の戦闘で斬り落とされた筈の『左手』とで握り締めながら、ヴァッシュは殺し合いの会場を見下ろしていた。 「本当に、ありがとう……!」 覚醒時その『左腕』は、大量の血液と砂埃にまみれながらヴァッシュの傍らにて転がっていた。 ヴァッシュはそのみすぼらしい姿を見詰め、数秒の逡巡の後に拾い上げた。 そして、プラントの力を使用して、復元。 自身の左肩の断面と転がる左腕とを繋ぎ合わせ、プラントの『持ってくる力』を利用して無理矢理に。 あれ程別れたいと思っていた全ての根源を、片翼の剣士と自身とが死力を尽くして切り離した全ての根源を、ヴァッシュは自らの意志で復活させた。 アンジールが見れば、気が狂ったかと思われても仕方のない所業。 だが、それでもヴァッシュは行使した。 それが、それこそが彼女の望んだ道だと知っていたから。 誰もが誰も、共存できる世界。それこそが彼女の望んだ未来だから―――ヴァッシュは試みた。 奴と、人間を憎みその存在を許容しない男との、共存を。 死して尚、人間を憎悪するその存在との共存を。 その結果は―――今現在、彼が体現している。 「クロノ、なのは……フェイト、そしてお前の分まで……」 赤やけの空を前に人間台風は復活を遂げる。 両の腕には白銀の拳銃を、 右の腕には全てを消し去る天使の砲台を、 左の腕には全てを切り裂く天使の砲台を、 三つの銃を抱きながら、彼等はいた。 一人分のひだまりの中に―――彼等はいた。 【1日目 夕方】 【現在地 F-9 ホテル・アグスタ・屋上】 【ヴァッシュ・ザ・スタンピード@リリカルTRIGUNA s】 【状態】疲労(大)、融合、黒髪化八割 【装備】ダンテの赤コート@魔法少女リリカルなのはStylish 、アイボリー(6/10)@Devil never strikers 【道具】なし 【思考】 基本:殺し合いを止める。誰も殺さないし殺させない。 0.さて、どうしようか 1.殺し合いを止めつつ、仲間を探す。新庄と再会したい 2.首輪の解除方法を探す。 3.アーカード、ティアナを警戒。 4.アンジールと再び出会ったら…… 【備考】 ※第八話終了後からの参戦です。 ※制限に気付いていません。 ※なのは達が別世界から連れて来られている事を知りません。 ※ティアナの事を吸血鬼だと思っています。 ※ナイブズの記憶を把握しました。またジュライの記憶も取り戻しました。 ※エリアの端と端が繋がっている事に気が付いていません。 ※暴走現象は止まりました Back ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない 時系列順で読む Next 貴重な貴重なサービスシーン・なのはロワ出張編 投下順で読む Next 貴重な貴重なサービスシーン・なのはロワ出張編 アンジール・ヒューレー Next Aの残光/強襲ソルジャー ヴァッシュ・ザ・スタンピード Next 波紋 - a divine messenger of the two. スバル・ナカジマ Next 突っ走る女 泉こなた Next 突っ走る女